第5回 中国輿論操作の野望 ミニブログが代弁者

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2011年 07月06日

http://tw.nextmedia.com/applenews/article/art_id/33507804/IssueID/20110706

第五回 中国輿論操作の野望 ミニブログが代弁者、他のサイトは言うこと聞かないと閉めます
中国は言論自由管制の手を少しずつミニブログとFacebook等SNSサイトに!権利保護サイト「博訊*1」ニュースは、ある中国宣伝部のある局部長の発言を引用し、「今年3月から中国宣伝部はすでに「新浪」*2のミニブログと協力し、将来は「新浪」を輿論誘導するメディアとして育て、中国共産党の宣伝工作に務める」と話している。

 


「協力的な姿勢の「新浪」が第一候補」
この局長は、「新浪ミニブログが長い間政府と協力している上、中国国内最大ミニブログでもあるため、将来は政府のパートナーとなる可能性が高い」と伝えています。また、現時点は公に協力する事は出来ませんが、すでに政府の宣伝部や司法部門の人員が、「新浪」ミニブログの上層部に入っています。


局長が、「新浪ミニブログは、言うこと聞かないユーザに制限を設ける準備をしている。これも政府の支持を得るための第一歩だ。….他のサイト『騰訊』等に対しても同じ管理方法でするつもりで、言うこと聞かなければ閉めるだけだ。中国にミニブログは1つや2つで十分だろう。米国でも1つや2つではないか。我々がそんな数を扱ってどうする?」
「博訊」ニュースサイトは、「博訊」が廣東新塘の出稼ぎ者達の抗議デモ事件を伝える際、「新浪」ミニブログは真相に関する言論を禁止し、また出稼ぎ者と地元住民の衝突を煽ぐような内容を隠す、等の制限を設けている点に気づいていました。

Facebookの株を買い、メディアに影響を及ぼす
中国系アメリカ人中国問題専門家・章家敦氏によると、中国は米国Facebook等SNSの株を買おうという動きがあるそうです。「長期目標は、北京のように世界が中国に対する評論を操作し、改変すること」彼は「我々はこの件の影響が非常に心配です。なぜなら、北京のFacebook持株が少量のはずがない。彼らの望みは大量の株を購入し、SNSメディアに影響を与える事でしょう」


中国輿論操作手段
★2011/05:各学校と会社のVPNを封鎖し、ユーザーがそれを利用して海外や異議団体サイトへのアクセスを防ぎます。
★2011/03:北京の街にある広告、看板への審査が厳格にし、一部の広告は「ことわざ濫用」或いは「外国に媚びてる」という理由で違法判定されました。
★2009/06:ポルノサイトを排除するという名目の元、中国で販売されるノートパソコンに強制的に「綠壩」というソフトをインストールし、パソコンの監視を図りましたが、反発があり実現されませんでした。


 

*1博訊:中立的な中華文化圏のニュースサイト。 http://www.boxun.com/

*2新浪:中国にあるYAHOOのような情報総合サイト、発音はシナに近い。 http://www.sina.com.cn/

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