第27回 マイクロソフトマンゴーVSアップル、消費とビジネス機能の整合

13 10月
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2011/10/12
http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/111012/115/30eb4.html

10月12日、マイクロソフトが台湾で新しいMANGO OSのスマートフォンとしてTitanとRadarの二つを発表しました。iPhoneとGoogle Androidの包囲から抜け出そうというのが狙いです。この二つの新しいモデルはSNS機能整合がメインで、ユーザーは随時Twitter、Facebook、MSN、メールの状態を確認できます。他にも78種類のXbox LiveゲームとOffice機能があり、一般消費者とビジネスマンをターゲットにしています。



アップルとGoogleに独占されたスマートフォン市場に踏み込むため、今年5月マイクロソフトの新たなOS 「Mango」を発表しました。そして今日(10/12)台湾とインドで同時開催された宣伝会でスマートフォン市場に攻め入る決意を示しました。


協力企業HTC北アジア社長「董俊良」は、アジア市場でのビジネスが遅れ気味なマイクロソフトがTitanとRadarで成功すれば、「非アップル派」には良い刺激になるだろうと語りました。また「第4四半期は絶好のチャンスだろう」とも語っています。


HTCと協力開発したこの二つのモデル「Titan」と「Radar」は4.7と3.8インチスクリーンがあり、SNSの全機能を整合し、常に最新情報を把握できます。また78個のXbox LiveゲームやWord、Excelなどのオフィスソフト付きで、一般消費者とビジネスマンの需要を同時に満たしています。


この二つのモデルに対し、中華電信副社長「陳長榮」は「ハードウェア、デザイン、機能、どれをとっても魅力的だが、アプリが少ないのが玉に瑕。マイクロソフトがこの点を克服できれば、「Mango」の未来に期待できるでしょう」と語りました。


それに対し台湾マイクロソフト社長「蔡恩全」は、「現時点の「Mango」で利用できるアプリは約3万個、iOS(約50万個)とAndroidには及ばないが、成長スピードは三社の中で飛び抜けている。また、マイクロソフトの優れている点は長期に渡る企業ユーザーであるため、将来的には証券、銀行業者向けのアプリ開発を強化する」と表明しました。


IDCの市場調査では、2015年にマイクロソフトはアップルiOSを超え、スマートフォン市場で第二位のシェアを持つと予想されています。また現時点でスマートフォンの市場シェア一位はGoogleのAndroid、二位がノキアSymbian、三位がアップルiOS、マイクロソフトは7位でした。

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