2011/08/29
http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/110829/78/2xpnw.html
中国政府がインターネット会社にオンラインメッセージの管理強化を要求した後、中国で最も人気のあるミニブログ「新浪ミニブログ」は26日に2億人のユーザーに対し、「根も葉もない噂を流す」という理由でブログ機能停止1ヶ月という処分を下しました。多くのユーザーは、これは中国政府の更なるネット言論統制行為だと感じました。「新浪」サイトは再び政府の言論統制の共犯になりました。
噂流し、ID1ヶ月停止
26日、新浪ミニブログは、一部ユーザーが「中国紅十字会が、献血された血液を一袋200元で病院に販売した」、「19歳少女が『武漢』で殺害され、容疑者は権力者の父のお陰で自由の身になっている」など事実と異なる噂を流したため、公表した内容の削除と機能停止1ヶ月という懲罰を下した、と発表しました。
北京市委員会の書記兼中国政治局委員「劉淇」は、22日に新浪サイトを視察した際、「ネット企業は新たな技術の応用と管理を強化し、偽りや害をなす情報を根絶するべき。」と警告しました。ウォールストリート・ジャーナル紙はそれに対し、「新浪のユーザー数が爆発的に成長し、拡大しつつあるその影響力は中国政府のメディア管制を脅かしている。北京当局はそれに対し恐怖を感じていると「劉淇」の警告行動から見てとれる」と評論しました。
ミニブログは中国民衆の怒りや不満を発散する場所となりました。例えば、2011年7月に温州で高速鉄道が追突し、40人が死亡し約200人が負傷した事件の後、数百万人のユーザーがミニブログを通じて政府に対する怒りを示しました。
温州事件で、最終的にミニブログが政府に管制され、廃止されかねないと多くのユーザーは心配しています。
アラブの春に釣られ、抗争を起こす恐れがある
中国の人権活動家の「黃琦」は、「過去十数年間、中国政府は一度もネット監視を緩めたことがありません。最近ネットではリビアのカダフィ政権崩壊に対し、多くの歓声があがりました。そのため北京政府は「アラブの春」が中国で再現されるのではないかと心配しています。」と発言しました。
今年の3月発売の月刊フォーブスによると、新浪ミニブログの責任者「曹國偉」は、同社の取材に対し「少なくとも100名の工作員が24時間インターネットを監視している。」と明かしました。