第15回 電子書籍価格操作疑いで アップル社訴訟された

11 8月
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2011/08/11

http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/110810/5/2wnih.html


ブルームバーグ報道によると、2010年にiPodを発表したアップル社は、ニューズ・コーポレーションの子会社「HarperCollinsPublishers」等出版社5社と電子書籍の価格操作を謀り、訴訟されました。



カリフォルニア州オークランド連邦裁判所に提出した訴状によると、アマゾンネットショップ、Kindle電子書籍ビューワーやその他デジタルメディアに影響力のあるアップル社が、2010年1月かそれ以前に出版社とある協議をし、「エージェンシー・モデル」で電子書籍の販売の仕組みを変えようとしていたことがわかりました。

 
非デジタル出版社が価格操作に同意したきっかけは、電子書籍の顧客に対してアマゾンがつけた9.9ドルという優しい価格でした。


このケースで全ての電子書籍消費者を代表した弁護士・Steve Berman氏のメールによると、出版社は、アマゾンの人気と値付けを恐れているアップル社が共犯で幸いと思っています。

またSteve Berman氏は、「当時、アップルがあらゆる手段で、アマゾンやKindleの競争力を下げていた。目的はiPadが電子書籍市場に進出する前に障害を減らすこと。我々はそれを証明したいです」と声明しています。

訴状では、これら出版社はアップルと協力して、アマゾンの電子書籍割引戦略を妨害し、また「協議によって設定した小売価格を本来の市場価格より高く設定したことで取引を制限した」とあります。

8/9は出勤日にも関わらず、アップル社の代表は電話やメールに応じていません。被疑出版社の「HarperCollinsPublishers」代表・Tina Andreadis氏も同様に無返答でした。

「HarperCollinsPublishers」以外、被告とされた出版社は「Hachette Book Group」、「MacMillan Publishers Ltd.」、「Penguin Group」と「Simon &Schuster」でした。

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